何も言わず、強引にソファに押し倒した。
片手で手首を攫い、ヤコの頭上で留め置く。
「ネウロっ!?」
驚きに見開かれたヤコの両目を見つめたまま口唇を奪い、更に見開いた瞳を見た。
おもしろいほどに円くなっている。
人の内にある真実を捉える目だ。
それが、我輩を見ている。
再び口唇を奪い、口内を蹂躙した。
次第にあがっていくヤコの吐息に耳が反応する。
しかし、止めない。
歯列をなぞり、侵入から逃げ回る舌を絡めとる。

「なんで、こんなことするのっ!?」
絶え絶えの息で、ヤコは叫んできた。肩で息をして、肩を捩るようにしているが、逃れられるわけがないだろう。
力を緩めぬまま、ヤコの首元に空いていた手を添わした。
肌を撫でるように動かせば、ヤコの身体が震えていることが直に伝わってくる。
「どうして?」
制服のボタンを片手でゆっくりと外し、露になった白い肌に口唇を這わせる。
「やだ、ネウロ!?・・・・・・なんで!?」

その謎に応えろ、ヤコよ。
胸を占める不可解な感情に、名前をつけるのだ。


「ヤコよ、これはなんという名だ?」






                           





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